金相場の上昇を予想

金相場の上昇を予想

ニューヨーク金は3月に入り、昨年10月以降続゛てきた1オンス=1300〜1430ドルのレンジを脱し、史上最高値を更新した。1月は米景況感改善や食料価格上昇を背景に投機筋が金を売り、株式や他商品に乗り換える中で相場は下落したが、実需は極めて旺盛であった。2月以降は中東情勢悪化やドル軟化を受け先物に見直し買いが入ったが、現物や金ETF(上場投資信託)の買いは鈍化。需給面からみると高値の持続性には脆弱性が残る。

 

ただ@金銀比価が41倍まで縮小し、昨秋以降人気を集めていた銀の割安感が後退、A中東情勢緊迫や欧州ソブリン問題を背景とするリスク回避、B農産品高騰への警戒による循環物色、@米金融緩和策が継続中などの理由から、目先は上昇圧力が強まっている。中国での純金積立やギフト用地金販売開始など、市場拡大も相場下支えに寄与しよう。

米国市場の底堅い動きなどから先高期待は強く、売られ過ぎている銘柄やセクターへの自律反発を狙った資金流入は続くであろう。昨日東証マザーズに新規上場したリブセンスが好スタートを切ったこともFX、株式投資家の投資意欲を高めるとみられる。