長期金利の予想

長期金利の予想

景気回復が続くなかで、予期せぬ混乱が長期金利を下押しし始めた。ジャスミン革命に端を発した中東の反政府運動は、リビアのみならず各国に拡散しており長期化する公算である。今後はサウジアラビアへの波及が焦点がある。原油価格の上昇伴った地政学的リスクへの高まりは、景気不安と質への逃避を通じて債券相場への支援要因となる。

 

また、国内では民主党の内紛が深刻化している。予算成立を控えた政局混乱は、景況感の改善や株価の上昇を抑え込む要因となるだろう。さらに4〜6月期は欧州財政不安や米国の追加量的緩和の行方なども市場の先行き不透明感を招こう。目先の相場は上値を試す展開が見込まれる。もっとも景気は回復過程が続いている。このため10年債利回りが1.2%を割り込んでくると、さすがに戻り売り圧力が高まるであろう。債券相場は膠着感を強めるとみられる。

米国市場の底堅い動きなどから先高期待は強く、売られ過ぎている銘柄やセクターへの自律反発を狙った資金流入は続くであろう。昨日東証マザーズに新規上場したリブセンスが好スタートを切ったこともFX、株式投資家の投資意欲を高めるとみられる。